Vfes2023体験記
2023-01-29 15:00:00 +0000
Author: @i544c
SANRIO Virtual Festival 2023 in Sanrio Puroland(以下便宜上Vfesと表記する)が、2023年1月13日から22日まで開催された。今はタイムシフト期間中ではあるが、たぶん最終日の明日は参加できないので今振り返りの感想文を書いている。
本文章はただのオタクの独り言で、文章の流れは適当だしなにか誤ったことを書いているかもしれません。気にしない方かやさしく諭せる方のみ、この先読んでね。
私はVfesにちょっと思い入れがあって、というのも私は前回のVfesに感化されてVRChatにドハマりしたから。
2018年くらいにVRChatのアカウントを作ったが、なにかのイベントを見るためだけでその後は全然ログインしてこなかった。それから3年が経ち、なんとあのサンリオがVRChat上でイベントを開くという話を耳にした。残念ながら当時は参加できなかったが、開催後に記事を読み漁り、行けなかったことをずっと後悔していた。
VfesをきっかけにQuest2を買い、のんびりとVRライフを過ごしながら、来たる次のVfesを密かに待っていた。
ついに2022年の秋頃にサンリオVfes2023が発表された。早期に2日間のチケットを購入し、開催日を待ち侘びてきた。
そしてVfes2023が始まった。
Vfes2023は「ミュージカルトレジャーハント」というパレードの公開から始まった。VRChatで活躍されている、敬愛するクリエイターの方々が制作に加わっていて、クレジットを見た瞬間から毎日行こうと決めていた。実際、毎日欠かさず行ってその度に感動していた。
サンリオの理念である「みんななかよく」が体現されたストーリーで、サンリオへの入り口がしっかりと出来ていた。私はサンリオ自体にはあまり詳しくなく、どういう雰囲気かもよく分かっていなかったが、このパレードでよく知ることができた。
まだ見れてない人は、最終日である明日のパレード(09:00~, 15:00~)を見に行くか、YouTubeに上がっている公式のフル動画を見てほしい。
https://www.youtube.com/watch?v=vzehd7gK7qo
毎日いろんな人と行って、感想を共有した。私自身初学者ではあるが、技術面でも色々工夫されているんだろうなと思う点があったので、そこら辺もフレンドと話した。
もはや伝説級のDJイベント、ALT3にも遂に参加できた。両日とも最初の回はメインインスタンスにジョインすることができた…マジで良かった…
また、After Partyは両日とも満員でメインインスタンスには参加できなかったが、サブインスタンスも負けず劣らず大賑わいだった。
なにより2日目のAfter Partyで、0b4k3さんがミュージカルトレジャーハントのストーリーをなぞる形でDJされていたのがとても印象的でとんでもなく良かった。周知の通りミュージカルトレジャーハントは0b4k3さんが監督を務められていて、それを文字通りアンダーグラウンドなALT3でも流したわけだ。
あのサンリオがALT3を主催している、というのは最初多くが驚いていてそれは私もそうだった。サンリオは明るくハッピー、というイメージだけが先行していたためだ。
でも前回も今回もサンリオはALT3を開いてくれた。「音楽は音楽、全部音楽」というセリフがミュージカルの中にあって、それが本当にサンリオのスタンスを表していて、ALT3もまたサンリオの一部でまったくおかしくないんだ。
リアルタイム性というのも、Vfesに多大な価値を生み出す仕掛けの一つだったように思う。
各ステージは、時間になると動き出すようになっている。どういう実装か気になって、よくフレンドと話していた。その時間を過ぎれば、基本的にもう観ることはできないようになっている。
デジタルコンテンツに希少価値を生み出すと謳う仕組みの一つにNFTがあるが、みんな知っているように結局アレは所有している感(厳密な所有権ではない)を売り買いしてるだけで、コンテンツそのものに希少価値を生み出すものじゃない。
本当の希少価値は、デジタルコンテンツから得られる体験なのだと個人的に思う。Vfesでは見ず知らずの人たち同士でイベントに参加することになる。Vfesのために初めてVRChatに入ったという人も、VR機材を買ったという人も、普段プライベートワールドに籠もる人も、同じインスタンスに居た。こんなイベントは滅多にない。
そんな人たちが同時にイベントを体験し、口々に感想を呟き、時にその場で会った人同士フレンドになったりして別れていく。それがイベントの数だけ繰り返される。そこで生まれたコミュニケーションとか想いとかは間違いなく本物で、真に価値あるものだと思う。
詰まるところ、それら価値を生み出す源流であるVfesそのものの価値に繋がっている気がする。
各アーティストのパフォーマンス自体については、今度書こう…
みんな、次のVfesではチケット忘れずに買って観ようね!
次のサンリオVfesはいつだろうか。 それまでシェーダーやUnity, Blenderを学びながら、またのんびりとVRライフをやっていきたい。 できれば学んだ知見を活かした創作をやっていきたい。
そしてまたきっとVfesに感化されるんだ。